採択事例紹介
- 所在地
- 茨城県つくば市
- 主な業種
- 物品賃貸業
- 事業概要
- 建設会社向けの機械リースおよび修理・メンテナンス・鈑金塗装・中古販売・運送等
- 設立
- 1974年
- 認定支援機関
- 株式会社常陽銀行
- URL
- https://ibaraki-lease.com/
愛犬を飼う人の増加とアウトドア需要の高まりに着目した新事業
当社は、建設会社に向けた機械のリースを中心に、修理・販売・運送・レンタカーなど建設業に関わる総合サービスを提供しており、創業以来約50年で積み上げてきたノウハウ、地域の企業様とのつながりを強みとしています。
しかし、コロナの影響で市場が縮小した上に大手レンタル企業の参入が相次ぎ、単価が半分に下落する等で営業赤字が何期も続く事態となりました。事業継続の危機を回避するために、機械のストックヤード用の遊休地3000坪を活用した新規事業を検討することにしました。
そんな中、コロナ禍における愛犬を飼う人の増加と、アウトドア需要の高まりに着目し、社員や周囲の方々の助言と協力を得て、ドッグランとグランピングの複合施設を開業する決断をしました。
好立地で天候に左右されず愛犬と過ごせる、他に例のない施設
全天候型のドッグランコートを備えたグランピング施設を開業します。愛犬を安心して走らせられるよう大きさ別に区分したスペースと、冷暖房完備の宿泊施設を設置します。施設で使用する機器とその取扱・メンテナンスには、既存事業で保有している資産と人材・ノウハウを活用することで、費用を抑えて低価格で居心地のよい空間を提供します。
プライベート空間を確保しながら天候に左右されず愛犬とグランピングができ、また首都圏とつながる高速道路のインターチェンジより2分で車から降りてすぐ利用可能な施設は他に例がなく、競合に対して高い優位性があります。
補助事業で設備投資を行い、補助事業終了後5年目で新規事業の売上比率45.2%と、資本金の増資を計画しています。
卒業枠を活用して社会や地域に役立ち続ける企業に成長する
愛犬とゆったり過ごす飼い主にくつろぎの場を提供し、飼い主の心を癒す愛犬を元気にするこの事業は、コロナ以降の社会的課題である孤独・孤立の解消の一助になるものと考えています。
また、近隣のペットショップやホームセンター等と連携したペットコミュニティ構築による地域産業の活性化、つくば市と連携したシルバー人材・障害者の採用等による地域雇用の創出、子供や高齢者への無料解放といった地域に貢献する取り組みを実施していきます。
今回卒業枠を活用して企業を大きくし、施設を毎年１カ所ずつ増やして行くことで、上記のような社会や地域に役立つ事業を広く継続的に行える企業に成長し、また地域に必要とされる存在になって行きたいと考えています。
