- 卸売業,小売業
- 事業転換
- 特別枠
有限会社ベアーズ

- 所在地
- 千葉県木更津市
- 主な業種
- 卸売業,小売業
- 事業概要
- 飲食店向けの酒類卸売
オーガニック食品と酒類の小売店運営 - 設立
- 1994年
- 従業員数
- 3人
- 認定支援機関
- 千葉信用金庫
卸売事業を譲渡して自社醸造の
酒類・食品小売業に
当社は、飲食店向けの酒類卸売を主要に、お酒とオーガニック食品の小売店を運営しています。身体に優しい焼酎や雑穀の量り売り、無農薬・無添加食品の取扱を特色とし、味噌づくりなど健康に関するイベントも開催しています。
健康意識が高く自宅で果実酒を漬ける女性が多いことに着目して、砂糖を使用せず米の糖度だけで甘みを出すリキュールの開発に着手。お客様からの評判もよく、オリジナル梅酒は全国大会でグランプリを獲得するようになりました。
一方、コロナの影響で飲食店向けの売上が大きく減少し、経営は深刻な影響を受けました。そこで、卸売事業を譲渡し、利益率の高い自社製造の酒類とオーガニック食品販売の小売業に事業転換する決断をしました。
醸造設備を店舗に併設して
オリジナルクラフトビールを開発
現在の店舗を、ブルワリーを持つ自然派食品店にリニューアルします。店内にクラフトビールの醸造設備を設置して、リキュール製造後の再活用フルーツや無農薬の大麦を原料とした自然派ビールを開発、販売します。
ターゲットとなる30~40代の女性が入りやすい外観を整え、雑穀をはじめ酒類・調味料など様々な商品の量り売りができる県内随一の品揃えを持つお店にします。また店内にワークショップエリアを設け、マイビールづくり等のイベントを行ってファンの獲得につなげます。
補助事業で店舗設備への投資を行い、補助事業終了後5年目で、クラフトビール販売を含む小売事業の売上比率を68.8%に拡大する計画です。
「オーガニック」をキーワードにした
コミュニティづくりを目指す
創業当初はお酒をいかに安く売るかに専念していましたが、「体が悪くなってお酒が飲めなくなった」という常連のお客様が多いことを知り、健康を害する原因となっている食の改善提案に注力するようになりました。
食と健康に関するイベントや、地域マーケットの運営等を通じて、お客様がお店のファンとなってイベントを手伝ってくれたり、オーガニックシティ宣言をしている木更津市から駅前活性化の協力依頼を受けたことから酒類製造の道が広がる、といったつながりが生まれています。
「オーガニック」をキーワードにして、困ったときに助け合い力を合わせるコミュニティづくりを、当社が中心となって取り組み、食べて飲んで健康に笑い合える社会を実現したいと思っています。